千葉大学 海外留学情報

千葉大学の全員留学

全員留学について

千葉大学では、2020年度より「千葉大学グローバル人材育成"ENGINE"」を開始し、その柱の一つとして全員留学を実施しています。ENGINEは、全員留学等を通して、日本とは異なる多様な価値観に触れ、発信力・自己表現力・コミュニケーション能力を備えた世界で活躍する人材を育成することを目的とした取組みです。
全員留学では、グローバル社会に通用する課題解決能力を備えていただくため、学部生・大学院生を問わず、卒業・修了までに必ず一回は留学を経験していただきます。

千葉大学の留学プログラム

千葉大学では、大きく分けて短期留学プログラム、中期語学力強化プログラム、長期交換留学プログラム、認定プログラム短期留学、オンライン留学プログラム、部局独自プログラムを提供しています。なお、以下に挙げているプログラムは、千葉大学を休学せずに在学のまま留学するものです。

短期留学プログラム

千葉大学の海外協定校等で、主に夏休みや春休みの2~4週間程度の期間で留学するプログラムです。「語学学習・文化体験」「協働学習」「社会体験」「研究」など、様々なタイプの留学があります。

中期語学力強化プログラム

海外大学付属語学学校で、3~6か月程度の期間、語学力の強化を目的として留学するものです。外国語によるコミュニケーション能力の向上を目的とした授業、海外大学でのアカデミックな学びに必要な語学スキルを向上する授業を履修します。

長期交換留学プログラム

1学期から1学年間の期間で、千葉大学の海外協定校の正規授業を履修するプログラムです。語学留学とは異なり、自分の専門または興味のある分野に沿った留学先、学部、科目を選び、現地の学生と一緒に学びます。

認定プログラム短期留学

海外大学が主催する2~6週間程度のサマー/ウィンタースクールに参加するものです。外国語や現地文化を学ぶプログラムと、特定のテーマについて、様々な国・地域の学生とのディスカッション等を通して学ぶプログラムがあります。

オンライン留学プログラム

海外協定校等の教員が同時双方向で実施するオンラインプログラムです。グループディスカッションやプレゼンテーションなどの発言機会も多く設けられています。また、現地学生やオンラインホストファミリー等との交流、学習テーマに関連したバーチャルツアーなど、渡航プログラムにおいて行う内容を、日本にいながらも可能な限り体験できるよう構築しているのも特徴です。

部局独自プログラム

各学部・研究科等では、専門分野を生かしたプログラムを実施しています。興味のある方は、各学部・研究科等の学務担当窓口へお問合せください。

個人で計画・手配するプログラム

千葉大学で募集している留学プログラム以外にも、海外大学のサマースクール・ウィンタースクールをはじめとする様々な留学に挑戦する機会があります。個人で留学を計画・手配する留学が卒業・修了要件の「留学」として認定されるかは、所属学部・研究科等の判断によります。申込む前に必ず所属学部・研究科等の学務担当にお問合せください。

千葉大学生の留学体験談

短期プログラム参加学生へのアンケートでは、「英語でのコミュニケーションに対する自信が深まった」「海外の大学生との交流を通して勉強に対する真剣度が高まった」等、留学を通して自信や意欲が高まったという声が多く聞かれています。
なお、現地での学習や生活のイメージをつかんでいただけるよう、各プログラムに参加した学生の声をまとめた留学体験談ページを作成しています。留学先で学んだことや一日のスケジュールなどが確認できますので、目的に合った留学を選ぶための参考にしてください。

留学費用

短期プログラムの場合、欧米のプログラムでは、約3週間で50~70万円程度(授業料、滞在費、航空券代含む)のものが多く提供されています。比較的、渡航費や生活費を抑えて留学できるアジア圏で学ぶ短期留学プログラムも実施しており、約2週間で30万円程度(授業料、滞在費、航空券代含む)のものが多くなっています。
長期留学プログラム(交換留学)の場合、授業料は千葉大学に支払い、留学先大学での授業料は不徴収となります。留学で必要な費用は留学する国・地域や留学期間により大きく異なりますが、一般的に生活費として、1学年間で80万円~300万円程度かかると言われています。

経済的支援

全員留学に関する経済的支援として、2020年度以降の入学者に対して、初回の留学(本学が認めるもの)にかかる留学費用の一部(渡航費上限5万円および留学プログラム受講料の一部)を千葉大学が支援するENGINEサポートを実施しています。そのほか、日本学生支援機構(JASSO)海外留学支援制度(協定派遣)の採択を受けているプログラムもあり、要件を満たす場合に支給が可能な場合があります。

全員留学の成果に関する分析

全員留学による留学プログラムの成果についてアンケート等を実施し、結果を分析した論文・資料をご紹介します。
「留学とグローバル・コンピテンシーの主観的評価との関連 ―医療系学生の短期オンライン留学プログラムを事例に」
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjet/47/4/47_47022/_article/-char/ja
中村 絵里、松本 暢平、大西 好宣、伊藤 彰一
日本教育工学会論文誌 47(4) 629-638 2023年

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