千葉大学 海外留学情報

キール大学(イギリス)

キール大学(イギリス)
  • 学年

    2年(留学開始時)

  • 所属学部

    国際教養学部

  • 参加プログラム

    海外派遣留学プログラム

  • 留学期間

    2024年1月~2024年6月

交換留学をしようと思ったきっかけや、留学先大学への交換留学を決めた理由を教えてください。

初めは短期の留学プログラムに参加することも考えていましたが、派遣留学プログラムに参加した方の話を聞いた際、興味を持ちました。また語学力を向上させるだけでなく、自分の関心のある分野について今までとは異なる視点から学びたいと思ったからです。私は貧困と教育格差の問題について学びたかったので、国内における相対的貧困と、旧植民地国における絶対的貧困という2つの貧困の責任を抱える国であるイギリスにおいて貧困問題を学ぶことで、2つの貧困を関連付けて考え、新たな視点から解決策を見出せるのではないかと思い、イギリスを選びました。

留学先大学について教えてください。

キャンパスはとても広く、寮やカフェ、コープ、ジムなど、大体のものは全てキャンパス内に揃っています。私の住んでいた寮のすぐ近くに牧場があり、日によっては部屋にいても牧場の匂いがしてきます。いつの間にか慣れます。大学では週に1回程のペースで夜にダンスパーティーが開かれており、とても賑わいます。大学外に出かけるときはバスで移動します。大学に売っていないものや、安く食材を買いたいときに、MorrisonsやSainsbury'sで買い物をしていました。

留学先の街や留学先大学キャンパスのおすすめの場所を教えてください。

大学から一番近い街はNewcastle-Under-Lymeというところで、日本食が恋しくなった時は、その街にあるJUST SHOPというアジアンショップに行って、調味料やうどん麺を買っていました。ただ、値段は日本で売られている価格よりかなり高いです。店頭ではタピオカドリンクも売っていて美味しいです。キャンパス内のおすすめの場所はKeele Hall周辺です。景色がとてもきれいで、よく気分転換に散歩していました。芝生の上でピクニックをしたり、昼寝をしている人もいます。

International Food Party 寮の部屋

留学先での学びについて、授業内容とともに具体的に教えてください。

授業では貧困と教育格差の問題がどのように関連しているかについて、そしてイギリスにおける過去、現在、将来の教育政策について学びました。特に、貧困は社会的排除として定義することができ、所得だけでなく、社会的接触など様々な「資本」によって形成されるという話が興味深いと思いました。またBritish Caltural Studiesではイギリスにおける王族の歴史や不良と音楽の文化、パブなどのイギリスの伝統的な文化について詳しく学びました。

留学中の一番の思い出を教えてください。

一番の思い出はやはり、この留学生活を通して様々なバックグラウンドを持つ人と関わり、友人がたくさんできたことです。一緒に遊んだり、夜ご飯を作ったり、パーティーに行ったり、旅行したり、思い返してみても本当に楽しい思い出ばかりです。留学先で出会った友人とは今でも連絡を取り合うほど仲が良いです。日本に関心を持ってくれたり、日本を好きだと言ってくれたりする子も多くいて、異文化だけでなく日本の文化についても関心を持つきっかけになりました。また色々な国に旅行し、教科書でしか見たことのなかったような歴史的建造物や景色を見ることができたのも、とても貴重な経験でした。

SUで行われるダンスパーティー Edinburgh旅行

留学準備において大変だったことや、今後留学を考えている学生に留学準備段階でのアドバイスがあれば教えてください。

語学試験を直前に受けてしまったため、準備がバタバタして大変でした。また留学前に留学先大学に提出しなければいけない書類もいくつかあるので、忘れないようこまめにメールをチェックしておくことが大切だと思います。パッキングも進めているうちに、「あれがない」「これもない」という風に買うべきものが出てくるので、早めに少しずつやった方が良いです。またイギリスでは円安の影響もあり、物価の高さに悩まされました。円に換算して考えると、全て買う気がなくなる程高いので、行く前からそういうものだという認識を持っておくと、ショックが少ないかもしれません。

留学経験を、この先どのように活かしていきたいですか。

今回の留学を通して、自分の学びたいテーマがはっきりしてきたので、学んだことを今後の授業や勉強に活かしていきたいです。また帰国して英語を使わなくなってしまうのは勿体ないので、イングリッシュハウスや留学生との交流、ボランティアなどを通して今後も英語に触れ続けるようにしたいです。そして自分が留学先でたくさんの人に支えてもらったように、千葉大にいる留学生を何らかの形でサポートしていけたらいいなと思います。

今後の派遣留学を希望する学生にメッセージをお願いします。

留学準備はなるべく早いうちから進めておいた方が良いです。語学試験のスコアもそうですが、留学先大学への提出物やパッキングなども直前に焦ってやることが多かったので、時間に余裕を持って進めるべきだったと反省しています。また自分の語学力に自信がなくて留学に行くか悩んでいる人がいたら、是非挑戦してみてほしいです。私は元々自分の英語力にそれほど自信がなかったのですが、生活に慣れて友達ができるうちに、英語を話すことへの抵抗感もなくなり、毎日が本当に楽しくなります。私にとっては人生で最も充実した忘れられない5カ月間になりました。

1日のタイムスケジュール

8:30 起床

10:00 Tutrialの授業

11:00 Seminarの授業

12:00 語学の授業

14:00 カフェでランチ

15:00 カフェか図書館で友人と勉強

17:00 夕飯の買い物

19:00 夜ご飯

21:00 お風呂

22:00 予習

23:00 家族とビデオ通話

24:00 就寝

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