RMIT大学(オーストラリア)

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学年
2年
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所属学部
国際教養学部
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参加プログラム
海外派遣留学プログラム
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留学期間
2024年7月~12月
交換留学をしようと思ったきっかけや、留学先大学への交換留学を決めた理由を教えてください。
中学生の頃にアメリカに短期間ホームステイをしたことをきっかけにいつか長期間海外に滞在してみたいという思いがもともとあり、その中で千葉大学にある海外の現地の授業を比較的良心的な価格で受講できる長期派遣の交換留学プログラムを知ったことで交換留学を申し込もうと決めました。この制度は、千葉大学の授業料を支払うことで、現地の大学の授業料を免除された状態で、海外の大学生と同じ授業を現地で受けることができるプログラムです。(これを利用することで、自分が今回受けられたコースでは現地の学生の約5分の1以下の値段で受講することができました。)
留学先大学について教えてください。
留学先はRMIT大学というオーストラリア・メルボルンにある大学に留学しました。自身が所属していたキャンパスがメルボルンの中心地にあったので、授業がない日でもキャンパスに行って勉強をし、そのあと友達と遊ぶということがしやすい環境でした。キャンパスは赤、青、黄色が使用されるなど個性的なデザインになっていながら、ソファやハンモックなどくつろげる場所も多くあり、デザイン性と勉強する場の融合が実現されていました。フロアや教室によって使用されている椅子や机が違うので、気分や好みによって場所を使い分けることができ、セメスター中は多くの学生が利用していました。


留学先の街や留学先大学キャンパスのおすすめの場所を教えてください。
留学先の街メルボルンは、世界で最も住みやすい街のランキングで複数回1位だったこともあり、とても住み心地のいい街だと思います。その街を象徴する観光スポットと呼べるものこそ少ないですが、様々な世界のものが凝縮されたコンパクトな街の造りになっていて、都心部では基本的によそ者扱いされることはほとんどなく、親切な人が多いです。大学内のキャンパス内でのおすすめの場所は、Building 8&10という主要棟の各階にある勉強スペースと、ボランティア団体によって運営されているカフェです。前者は机が広いので、開放的に勉強を進めることができ、後者は10$(1000円くらい)以下でご飯を食べることができる学生にとって貴重なご飯所です。日によって割引が行われている商品もあり、大学がある日はよく利用していました。
留学先での学びについて、授業内容とともに具体的に教えてください。
大学の授業では、都市計画を学ぶためにそれに関連した講義を受けました。授業内ではメルボルンを基準に他の都市を挙げて話が展開されることが多く、他生徒が当然のように理解している地元の地名を、必死にGoogle mapで調べたり、聞き取れないところの地名は隣の人にスペルを教えてもらったりしながら場所を見つけるなど、そもそもの常識レベルが違うところからのスタートで正直大変な部分も多かったです。RMIT大学は様々な留学生を受け入れてますが、自分の選んだ科目は現地の学生が多かったです。授業によって留学生の割合は様々なので世界の事象を扱う授業では留学生も多くいる印象でした。授業内では同年代の子が自然に話すスピードに慣れるだけでなく、それらの学生と特定の話題で議論をしなければいけないので、友達をつくることより更に難しかったです。最初は90分間英語で話を聞くという行為自体に緊張していましたが、セメスターの中盤あたりから少しずつ慣れてきたような気がします。それでもListeningだけで完全に理解するのは難しいので、事前にパワーポイントに目を通しておくのと、わからないことがあったときは授業後に教授に聞きに行っていました。
留学中の一番の思い出を教えてください。
学習面でも生活面でも思い出は沢山ありますが、一番はその記憶を形に残した留学用インスタグラムの投稿です。途中でやろうと思い立って、そこから毎日ストーリーの更新とたまに投稿をポストしていました。時間も労力も使うとは思いましたが、それでも日記感覚でストーリーは続けることができたので、思い出としてはよい記録媒体になったなと思いました。誰かに見せる目的でなかったとしても日記などをつけると心の安定になりますし、いつか見返した時に頑張っていた記憶のトリガーになると思います。
留学準備において大変だったことや、今後留学を考えている学生に留学準備段階でのアドバイスがあれば教えてください。
留学準備において大変だったことは、不確定要素が多い中で自分なりに情報を集めなければならなかったことです。自分の本当に必要なことはなんなのかを改めて考えることにもなるので、想定以上に時間を取られることがあります。時間には余裕を持ちすぎるくらいで前々から準備しておくといいと思います。あとは、現地にいる人が知り合いにいると非常に心強いです。語学スコアについては直前まで結果が分かっていない状態で応募フォームを書き進めていかなければいけないことも多いとおもいます。私は試験を受けた後、結果が出る前に目標スコアを取れていると仮定して第一希望の大学の志望理由書を書きました。またもし絶対に第一志望じゃないと嫌だという強い希望がなければ、千葉大学の派遣プログラム語学基準以上第一希望未満のスコアだった場合に備えて、第二志望の大学もぼんやりとでも考えているとメンタル的にはいいかと思います。
留学経験を、この先どのように活かしていきたいですか。
今回の留学経験を通して、自分の英語力の未熟さを痛感したのともに、英語を使っての環境下でも生きていけることがわかりました。今までなんとなく考えていた進路ですが、日常的に業務で英語を使うような環境に身を置ける仕事にも挑戦したいと思うようになりました。また今回の留学期間中の経験から、留学している際に留学生がいかに心細い気持ちになるのか実感できたので、これからも引き続き千葉大学に来た留学生と積極的に関わっていきたいと思いました。
今後の派遣留学を希望する学生にメッセージをお願いします。
留学中はどこまで授業や課題に力を入れるのかと言った学習面、また生活面でも同様のことを自分の裁量で決めなければいけないことが多くあります。留学中ずっと楽しかったと口でいうのは簡単ですが、現実はもちろん嫌なこともありますし、友達と遊びたいけれど課題終わってないから楽しみ切れないなど複雑な気持ちになることもあります。それでも一生懸命生きている時間はとても貴重ですし、一生の思い出になると思います。長期で海外留学してみたい方にとってこのプログラムは絶好の機会となるので、ぜひ挑戦してみてください!


1日のタイムスケジュール
8:30 起床
10:30 授業 (Lecture)
13:00 カフェでランチ+次の授業の予習
15:30 授業(Tutrial) ※RMIT大学では、一つの科目に対してLectureとTutorialという2種類の授業がありました。Lectureでは、広めの講堂で教授が講義しているのを聞く (TED TALKをイメージしてもらうと近いと思います。) Tutorialでは少人数(20名弱) でディスカッションを主な目的として行われます。授業によってそれぞれの授業の長さが違うのですが、一つ辺り1時間半くらいのイメージです。
17:30 食材を買って帰る
18:00 夕飯の準備
19:00 夜ご飯
21:00 課題
22:30 友達とビデオ通話
24:00 就寝