王立プノンペン大学

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学年
学士2年(留学開始時)
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所属学部
国際教養学部
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参加プログラム
海外派遣留学(交換留学)プログラム
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留学期間
2023年12月〜2024年4月
交換留学をしようと思ったきっかけや、留学先大学への交換留学を決めた理由を教えてください。
私が交換留学を決めたきっかけは、日本だけでない視点から国際社会を見つめる力を身につけたいと感じたからです。私は日本にいる時から、留学生や家族滞在で来日した外国にルーツを持つ子どもたちと関わる場面が多く、彼らと関わるにあたって、日本の視点だけではなく、彼らの視点を理解する必要があると感じました。日本にはASEAN諸国から多くの方が来ているので、東南アジアに興味を持ちました。中でも、英語で幅広く学べる交換留学と同時に実践活動もできるフィールドとして、さまざまな歴史を持つ国であるカンボジアの王立プノンペン大学への交換留学を決めました。
留学先大学について教えてください。
王立プノンペン大学はカンボジアで最も歴史のある大学です。数多くの学部があり、二つのキャンパスがありますが、学生が集まるのはToul Korkというエリアのキャンパスです。敷地内には、複数の機関もあるため、カフェや、安く食事ができる場所がたくさんあります。休み時間に友人とご飯を食べたり、お菓子を買いに行ったりしていました。キャンパス内には大きな木があるほか、池が数カ所あり、多くの学生が魚に餌をあげています。環境としては、カンボジアらしさのある施設が多く、まだエアコンのない教室も多くあります。風通しをよくするため、教室を出るとすぐ外です。プノンペンで最も大きな道路の一つに面しているので周りはかなり賑やかです。


留学先の街や留学先大学キャンパスのおすすめの場所を教えてください。
キャンパス内では、大きな木の下にあるベンチと机で、よく友人と座って話したり勉強をしたりしていました。プノンペンには大きなモールがたくさんあって、休日にはよく行っていました。年中暑い環境なので、アウトドアでの活動はあまりできませんが、ココナッツパークという公園は喧騒を忘れて、ピクニックをしたりリラックスしたりできる場所でおすすめです。夜は、大きな川沿いにあるナイトマーケットが有名で、おすすめです。キャンパス内では、大きな木の下にあるベンチと机で、よく友人と座って話したり勉強をしたりしていました。プノンペンには大きなモールがたくさんあって、休日にはよく行っていました。年中暑い環境なので、アウトドアでの活動はあまりできませんが、ココナッツパークという公園は喧騒を忘れて、ピクニックをしたりリラックスしたりできる場所でおすすめです。夜は、大きな川沿いにあるナイトマーケットが有名で、おすすめです。
留学先での学びについて、授業内容とともに具体的に教えてください。
留学先では国際関係学を履修し、国連やASEANに関する知識を深めました。私は5科目受講し、1日1科目3時間の授業を受けていました。国連に関する授業は、カンボジアの視点から、常任理事国やその他の国の国連や国際社会における役割などについてリーディングを中心に学びました。ASEANに関する授業は、ASEAN各国の政治の行われ方や歴史などを学び、いくつかの国に関して、学生がプレゼンテーションを行いました。この授業が留学中最も興味深かった授業で、ASEANは似たような歴史的背景を持っていて、環境が似ている国が多い一方で世界大戦終了後の発展や、歴史が異なっていたり、政治的背景が異なっていたり、ASEAN諸国にもっと興味が湧きました。そのほかは、国際関係論や経済、コミュニケーションを学び、全ての授業で中間テストと期末テストがあります。カンボジアは期末テストが重要なことが多いので、私もかなり勉強しました。
留学中の一番の思い出を教えてください。
留学中の学習面での一番印象に残っていることは授業中に当てられる数の多さです。クラスには私以外の留学生がいなかったので、日本の習慣や文化、政治、歴史などを参考として何度も聞かれました。政治的なことは、私も知らないことや少し時間をかけて考える必要があることなどもあったので、ASEAN諸国やカンボジアについて勉強すると共に、日本のことも頻繁に調べて学習しました。
生活面での思い出は、私の千葉大学の友人がカンボジアを訪れてくれた時に、私の現地の友人二人も一緒に四人で出かけたことです。プノンペンでよく大学生が行く場所に1日中連れ出してくれ、とても楽しく思い出に残っています。こちらでできた日本人の友人と出かけたりアンコールワットに行ったのもとても良い思い出です。

留学準備において大変だったことや、今後留学を考えている学生に留学準備段階でのアドバイスがあれば教えてください。
カンボジアへの長期留学の例がなく、全てが初めてだったので、留学出発までかなり緊張しました。言語面では、IELTSを取得1ヶ月前から勉強しました。もう少し早くから勉強すれば苦手な分野ももっとスコアを取れたと思うので、早めからの準備がおすすめです。現地語は、軽く学習していて、現地に来てから少しずつ学びました。私は留学準備や奨学金取得のため、カンボジアの文化を少し学びましたがもっと学んでおいた方がよかったと思っています。悲しい歴史を持つ国は、それに触れた発言をするのはあまり良くないことで、誇りを持っている歴史について知っていると親近感を持って接してくれます。深く学ぶのは難しいですが、信じすぎない程度にネットから情報を得るのもいいと思います。
留学経験を、この先どのように活かしていきたいですか。
まずは、卒業研究に活かしたいです。カンボジアに長期滞在した私だからこそ感じた、カンボジアと日本の社会・教育的な繋がりについて考えを深めたいと思います。また、この留学を通してさらにASEANに興味が湧いたので、専門性と知識をつけるために帰国後は学問に注力したいです。卒業後も、国際的な仕事ができればと思っているので、日本とASEAN諸国、特にカンボジアとの架け橋になる人材に成長したいと思います。
今後の派遣留学を希望する学生にメッセージをお願いします。
どの国に留学をするとしても準備段階で大変なことは数多くあると思います。その分、実際に留学している期間は、自分の動き方次第で学びが多く、日本について外側から学ぶきっかけになります。留学を通して、自分にしかできないことに磨きをかけられます。どんな場所でも必ず助けてくれる人、支えになってくれる人はいますから、留学が少しでも気になったら、勇気を持って踏み出してみてください!
1日のタイムスケジュール
8:00 起床
9:30 大学近くのカフェで課題( or ジム・買い物)
12:00 大学内のカフェでランチ
13:00 友人と合流して授業内容の確認など
14:00 授業
17:30 帰宅
18:00 夜ご飯
19:00 友人や家族と電話
21:00 翌日の授業の教科書のリーディング
23:00 就寝