タンペレ大学(フィンランド)

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学年
2年(留学開始時)
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所属学部
国際教養学部
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参加プログラム
海外派遣留学プログラム
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留学期間
2024年1月~2024年6月
交換留学をしようと思ったきっかけや、留学先大学への交換留学を決めた理由を教えてください。
私は以前から気候変動に強い関心を持っており、大学に入学してから環境NGOでインターンをしたり、気候変動対策を求める社会運動に参加したりしてきました。留学することで、海外の環境政策や市民運動を学問として学び、実際に体験することで、より深い理解を得たいと思いました。特に、先進的と言われる北欧の取り組みを学ぶことで、日本の環境政策に活かせる知識を得ることができると考え、留学を決意しました。
留学先大学について教えてください。
タンペレ大学にはキャンパスが3つありますが、私が授業などで利用していたのはCity Center Campusです。City Center Campusは駅や街の中心部から非常に近く、アクセスが非常に良いです。また、タンペレはフィンランド第3の都市で、市中心部は非常に充実しています。大型スーパーもたくさんあり、日本と同じように何でも手に入れることができます。コンパクトシティで公共交通機関も充実しており、バスだけでなくトラムも走っています。
留学先の街や留学先大学キャンパスのおすすめの場所を教えてください。
タンペレ大学には学食がいくつもあり、City Center Campusには3つあります。特にMain Buildingにある学食がおすすめです。この学食にはベリージュースがあるため、私はよく利用していました。また、この学食はCity Center Campusで唯一土曜日も開いているため、土曜日はお昼ご飯を食べるためだけに学校に行くこともありました。
留学先での学びについて、授業内容とともに具体的に教えてください。
特に印象に残ったのは、「The Finnish Education and Schooling System」という授業です。Independent Studyだったため、対面授業はありませんでしたが、Moodleの資料や解説動画を見た後、自ら課題を設定し、エッセイを書く形式でした。千葉大学では本格的な英語の論文を読んだり、長い英語のエッセイを書いたりしたことがなかったため、エッセイを書き終えるまでがかなり大変でした。千葉大でも日本語や英語でレポートを書いたことはありましたが、添削やフィードバックをもらう経験はありませんでした。しかし、この授業では、最終エッセイを提出するまでに2回ほど先生に添削してもらえたため、だんだんと良いエッセイになっていると感じられて良かったです。
留学中の一番の思い出を教えてください。
留学中の一番の思い出は、アパートの裏の湖からオーロラを見たことです。アパートから徒歩2分ほどのところに大きな湖が広がっており、夕日やオーロラを障害物なくきれいに見ることができました。形が変化するオーロラを見ている時間は、神秘的に思えました。また、オーロラが出ていない昼間でも、湖を見ている時間は、平和で心が安らぐ幸せな時間でした。アパートの近くには広大な森林が広がっており、特に朝はリスや鳥などの生き物を見ることができました。自然や生き物が好きな私にとって、このような自然と触れ合う時間はとても貴重な時間でした。


留学準備において大変だったことや、今後留学を考えている学生に留学準備段階でのアドバイスがあれば教えてください。
行きたい大学に留学するために必要な語学基準を確認し、そのスコア取得を目指すことがまずは最優先だと思います。IELTSやTOEFL iBTの受験経験がある人はあまり多くないと思うので、スコアを取るため準備する必要があります。必ずしも一度で満足のいく結果を得られるとは限らないため、余裕をもって準備を始めると良いと思います。行きたい大学はいくつか候補を持っておき、スコアが揃った時点で一つに絞っても遅くないと思います。
留学経験を、この先どのように活かしていきたいですか。
留学生活において、フィンランドで実際に生活をし、授業を通してフィンランドの環境政策を学び、さらに旅行を通してフィンランド国内外の環境政策を肌で感じました。この経験や学びを深掘りし、今後のメジャープロジェクトや卒業研究では、国内外の自治体の環境政策を比較・分析したいと考えています。また、留学を通してついた語学力は、引き続き伸ばせるよう、学習を継続していきたいです。
今後の派遣留学を希望する学生にメッセージをお願いします。
留学において、私が一番大切だと思うのは、現地の人々と交流することです。同じ留学生とは比較的仲良くなりやすいですが、ぜひ積極的に現地の人々とも交流してみてください。そこでしか学べないことがたくさんあるはずです。留学先での生活は慣れないことが多く、大変かもしれませんが、その大変なことも自分の成長につながると思います。


1日のタイムスケジュール
9:00 起床
10:00 学校の図書館に行き、授業で扱う論文を読む
11:00 学校の図書館で昼食
12:00 授業
15:00 図書館で課題
18:00 夕飯の買い出し
19:30 夕食を作る
1:00 就寝