ユヴァスキュラ大学

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学年
2年(留学開始時)
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所属学部
国際教養学部
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参加プログラム
海外派遣留学プログラム
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留学期間
2024年1月~5月
交換留学をしようと思ったきっかけや、留学先大学への交換留学を決めた理由を教えてください。
元々留学に興味があった。また、千葉大学で勉強していくうちに、もう少し自身の専門性を深めたいと感じた。フィンランドは7年連続世界一幸福度ランキング1位となっている。社会支援が多く、教育や労働、介護制度を政府が大きな柱として掲げており、その満足度の高さが1位の要因になっている。65歳以上の高齢者率が世界4位と、2位の日本と社会的背景が近いため、少子高齢化における社会政策を学ぶ上で、良い環境になると考えた。
留学先大学について教えてください。
ユヴァスキュラは人口約14万人弱の湖水地方に位置する中規模の都市です。街の中心地は発展しています。欲しいものはほとんど手に入り、生活に困ることはないです。ユヴァスキュラ大学は教育の大学として誕生し、私の所属してい社会科学部を含め、現在は6つの学部が存在しています。徒歩圏内にキャンパスがいくつか存在し、メインキャンパスではフィンランドの有名な建築家アールトがデザインしたレンガ調でシックな建物で講義を受けることができます。日本語の授業が開講されており、日本に興味を持つ学生にたくさん会うことができます。


留学先の街や留学先大学キャンパスのおすすめの場所を教えてください。
私のお気に入りは学食です。フィンランドでは、学生は学食を約500円で食べることができます。ビュッフェ形式で、毎日メニューが変わるので、ランチを食べることがいつも楽しみでした。学食は10か所あり、場所によって雰囲気や、メニューも異なり、好きな所を選ぶことができました。カフェでは、約100円でコーヒーを飲むことができ、講義後のリフレッシュによく利用しました。


留学先での学びについて、授業内容とともに具体的に教えてください。
移民政策、家族支援政策、フィンランドの教育システムの授業を受講した。少子高齢化による労働力不足を移民で補うための法や、移民への社会支援の整備について学んだ。移民への支援が豊富で、フィンランド国籍を持つ人以外も幸福になれるような政策づくりがされていることを知った。フィンランドの教育システムの授業では、教育にかかる費用が税金で賄われており、学生は自由に教育を受けられるということを学んだ。生徒一人ひとりにあった指導が行われており、子供の得意をのばす教育方法がとても素敵だと感じた。


留学中の一番の思い出を教えてください。
学修面では、留学に来ないと得られない知識をたくさん得られたことが一番の思い出だ。フィンランドのことだけではなく、様々な国籍の学生と一緒に学ぶことで、それぞれのバックグラウンドの情報を新たに知ることができた。また、それらの国と日本を比較することで、日本のこともさらに詳しく知ることができたと感じる。
生活面では、大切な友人に出会えたことだ。ルームメイトと旅行したり、パーティーをしたりと、楽しいイベントがたくさんあった。日本に興味を持ってくれる人が多く、沢山の人と仲良くなることができた。一生忘れられない素敵な思い出になった。


留学準備において大変だったことや、今後留学を考えている学生に留学準備段階でのアドバイスがあれば教えてください。
英語の語学スコア取得が大変だった。締め切りギリギリに留学を決意したため、急いで勉強して既定レベルを取得した。もう少し余裕を持って準備していれば、留学先の選択肢を増やすことができたかもしれない。また、基本的に自分で留学希望先大学に申請を行い、在留許可書を取得しなければいけないため、情報収集にも苦労した。在留許可書を得るために大使館へ行ったが書類に不備があり、大使館周辺を走り回った。早め早めの準備が大切です。しかし、今となってはどれも良い経験だったと感じています。
留学経験を、この先どのように活かしていきたいですか。
まだ進路は決定していないものの、留学先で得た英語力を仕事や人々との交流に活かしたいと考えている。これから決まる研究室先も、フィンランドで学んだことを利用できるところに所属したい。私がフィンランドで現地の人々によくしてもらったように、私も千葉大学に来ている留学生に何かサポートをしていきたい。
今後の派遣留学を希望する学生にメッセージをお願いします。
もし少しでも派遣留学に興味があるなら応募してみるべきだと思います!フィンランドで留学できたことに悔いはありません。大学生活の中でとても大きな思い出になりました。留学先で取得した単位について、千葉大学での単位認定を申請することもできます。学業と両立して新たなことに挑戦できるので、とてもおすすめです!
1日のタイムスケジュール
8:45 起床
10:15 Migration Policyの授業
12:00 学食でランチ
13:00 次の授業までカフェで課題
14:15 Family, Care and Social policyの授業
16:30 スーパーで買い物
17:30 友人と夕食
21:00 友人とサウナ
22:30 ルームメイトと談笑
25:00 就寝