ユヴァスキュラ大学

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学年
3年(留学開始時)
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所属学部
国際教養学部
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参加プログラム
海外派遣留学プログラム
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留学期間
2024年1月~5月
交換留学をしようと思ったきっかけや、留学先大学への交換留学を決めた理由を教えてください。
大学内で定期的に開催されている交換留学経験者による講演会を何度か聞く機会があり、交換留学に魅力を感じました。そこで、今回は交換留学という形で留学することに決めました。その中でもフィンランドを選んだのは、治安面と語学面が主な理由です。フィンランドは日本と同じくらい治安が良いと言われ、実際に半年間生活してみて、それは正しいと感じました。そして、語学面に関しては、フィンランドの公用語はフィンランド語ですが、大半の人が英語を話せるため、日常生活で語学面で困ることはないというお話をフィンランドでの留学経験者から聞いていたので、実用的な英語力を鍛えるという観点からもフィンランドが最適であると考えました。
留学先大学について教えてください。
フィンランドのユヴァスキュラ大学は、ユヴァスキュラ市に位置し、特に教育科学、スポーツ科学、ビジネス、テクノロジーの分野で評価が高く、多様な学問領域で研究と教育を提供しています。キャンパスは美しい自然に囲まれており、とても魅力的です。ユヴァスキュラという街は学生にとって活気ある生活を送ることができます。市内には多くのカフェ、博物館、スポーツ施設があり、学生にとって優しい街です。ユヴァスキュラ大学は、国際的な留学生受け入れにも積極的で、英語での授業も豊富に用意されているため、フィンランド語を話せなくても安心して学べる環境が整っています。


留学先の街や留学先大学キャンパスのおすすめの場所を教えてください。
大学の食堂に関して、5つ以上の食堂が大学内のいたるところにあります。そのなかでもAgoraと呼ばれるキャンパスにある食堂から眺める景色は絶景であり、食べ物の種類も他の食堂と比べて豊富であることから、おすすめです。またSoihtuと呼ばれる学生寮からバスで10分ほどのところにあるスキー場は人が少なく値段もそれほど高くないのでスキー、スノーボードが好きな学生にとってはお勧めです。


留学先での学びについて、授業内容とともに具体的に教えてください。
私は、Humanities and Social Sciencesという学部に所属し、主に異文化コミュニケーションについて学びました。その分野に関する主な授業としては、Introduction to Intercultural Communication(5credits) という授業を履修しており、この授業は講義形式で、異文化コミュニケーション初学者にもわかりやすいような内容でした。この授業は週2日あり、1月から3月まで3か月かけて単位を取るというカリキュラムでした。
留学中の一番の思い出を教えてください。
一番の思い出は、国籍関係なく多くの友人と出会えたことです。友人と毎週水曜日に開かれるダンスバーに行ったり、一緒にバーベキューしたりと、友人と過ごした時間が一番の思い出です。また、そうした友人と将来のキャリアについて話し合ったのも良い思い出です。日本人にはない考え方を持っている友人も多くおり、刺激的な話し合いができました。最初は彼らの訛りのある英語を聞き取るのに苦労したこともありましたが、何度聞き直してもどうにかしてわかりやすく伝えようとしてくれたり、嫌な顔せず私が理解できるまで同じことを何度も話してくれたりと、本当に良い友人に恵まれた留学生活でした。


留学準備において大変だったことや、今後留学を考えている学生に留学準備段階でのアドバイスがあれば教えてください。
語学スコアに関して、私は千葉大学入学当初に受けたTOEFL ITPのスコアで留学基準を超えることができました。しかし、周りの友人を見ていると、語学スコアが原因で留学申し込みを先送りにしなければならなかったという人も少なくないので、常に先を見越して行動することをお勧めします。特に、大学院に進まず就活をしようと考えている人は、3年生の夏時期には日本に戻ってきていると就活に専念できるので、留学時期は後先のことを考えて決めることが大切だと思います。また、費用面に関してはJASSOと呼ばれる機関から、給付型の奨学金を受け取れるのですが、GPAの基準が設けられているため、奨学金を受け取りたいのであれば千葉大学の授業で、ある程度良い成績を取ることが求められます。
留学経験を、この先どのように活かしていきたいですか。
フィンランドでの留学経験を通じて得た異文化理解力と柔軟な思考を、この先のキャリアに活かしたいと考えています。具体的には、国際的なビジネス環境で働く際に、異なる文化や価値観を持つ人々との協働作業をスムーズに進める力を発揮したいです。また、フィンランドで培った問題解決能力や主体性を活かし、新しいプロジェクトや挑戦に積極的に取り組み、チームの一員として貢献したいと考えています。この経験を通じてグローバルな視点を持ち続けることで、より広い視野で物事を考えられる人になりたいと考えています。
今後の派遣留学を希望する学生にメッセージをお願いします。
実際に派遣留学を経験して良かったということは山ほどありますが、後悔したことは一つもありません。中には留学中に様々なトラブルに直面し、思い悩んでしまう方もいるかもしれないですが、そうした経験さえも将来のキャリアに絶対いかせると思います。また、こうした貴重な経験を比較的気軽に得ることができるのは学生の特権です。ぜひ派遣留学で多くの経験を積んでほしいと思います。
1日のタイムスケジュール
7:30 起床
8:15 Academic English Communication 2 の授業に出席
12:00 メイン食堂でランチ
13:15 次の授業まで図書館で課題
14:15 Activate your English の授業に出席
18:30 帰宅
19:00 夜ご飯を作る
20:00 寮にあるジムへ
23:00 就寝
21:00 寮にあるサウナへ
22:30 帰宅
25:00 就寝