延世大学

• 学年

  4年（留学時）

• 所属学部

  工学部

• 参加プログラム

  CODEプログラム

• 留学期間

  2023年8月～12月

交換留学をしようと思ったきっかけや、留学先大学への交換留学を決めた理由を教えてください。

私はK-POPが好きで、音楽アルバムのパッケージやMVを見てから韓国のグラフィックデザインに興味を持ったためです。また、デザインにおいて千葉大よりもビジュアルに重きを置いたイメージのある延世大学の視覚デザイン学科に興味を持ちました。そして昨年、デザインコースの短期留学プログラムであるCAMPUS ASIAに参加し、留学先のキャンパスへ実際に足を運んだことから、留学へのイメージを明確化できたことが留学への決め手となりました。

留学先大学について教えてください。

延世大学は、韓国の私立大学であり、SKYと呼ばれる韓国の大学御三家のうちの１つです。キャンパスはソウルや仁川、原州にあります。私が留学した未来キャンパス（原州）は韓国の大学の中でもとても広いキャンパスです。ソウルからバスで1時間半くらいの場所に位置しており、冬はとても寒く雪がよく降る地域です。緑が多く、大きな池もあり、自然豊かなキャンパスです。バスで30分ほど先にデパートや駅、バスターミナルや市街地があります。

留学先の街や留学先大学キャンパスのおすすめの場所を教えてください。

学校からバスに乗らず行ける飲食店街である「メジリ」は、キャンパスから徒歩15分くらいの位置にあります。バスに乗って30分ほど先にある「ムシルトン」には映画館やデパートがあり、休日遊びに行くのに最適な街です。その隣町にある「タンゲドン」はおしゃれできれいなカフェがたくさんあるのでおすすめです。

留学先での学びについて、授業内容とともに具体的に教えてください。

映像コンテンツを制作する授業や、パッケージデザインの授業を受けました。映像コンテンツの授業では、最終週にあるプレゼンに向けて１つの作品を完成させるために、毎週過程を教授に見せてフィードバックをもらったり発表をして学生からフィードバックをもらったりする授業でした。最初から映像を制作するスキルは持っている前提の授業でした。パッケージデザインの授業では、チームごとに既存のブランドを決めて、そのブランドのリブランディングをして新しいパッケージのグラフィックデザインや形状を考え、提案する授業でした。教授や学生同士で意見を交換しながら試行錯誤をする授業でした。

留学中の一番の思い出を教えてください。

学園祭が楽しかったです。もう卒業も間近で、あまり学校に来ない学生たちも来ていて、一番友達が増えました。デザイン学科の留学生が私一人だったので、みんなが気遣ってくれて毎週木曜日の授業がない日に遊ぶルーティンが出来ました。日本語を勉強している学生と言語や文化を交換したり、私の誕生日にはホームパーティーを開いてくれたりもしました。韓国の家庭料理をふるまってもらったり、ケーキをみんなで食べて充実した時間を過ごすことが出来ました。

留学準備において大変だったことや、今後留学を考えている学生に留学準備段階でのアドバイスがあれば教えてください。

履修登録の際に、人気のある授業は留学生であっても学年が若い順に優先されてしまっていたので4年である私は希望通りの授業が1つも受けられませんでした。そのため、希望通りにいかなかった場合に申請する授業もよく考えておくべきかなと思います。また、グループワークのある授業で私は韓国語があまり出来ず迷惑をかけてしまったので、ディスカッションができるレベルとは言わずとも日常会話はできるレベルにした方が自分のアイデアが反映されるし、チームへの貢献度に影響していくと思いました。

留学経験を、この先どのように活かしていきたいですか。

延世大学のデザイン学科自体に留学生が少なく、さみしい思いをしたので色んな人に経験を発信していきたいと思います。そして、少しでも興味を持つ人が増えたらいいなと思います。また、進路を考えるときにこの経験を活かせることはないかと考えながら過ごしたいと思います。

今後の派遣留学を希望する学生にメッセージをお願いします。

ソウルまでも遠く、のどかな地域なので都会育ちの自分には物足りなさもありましたが、その分デザインと向き合う時間も増えると思うので、いいチャンスだと思って行ってみてほしいです。私は韓国語が全くできない状態で行きましたが、やる気さえあれば助けてくれる人はたくさんいるし見捨てないと思います。頑張ってください