カセサート大学

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学年
4年(留学時)
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所属学部
国際教養学部
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参加プログラム
海外派遣留学プログラム
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留学期間
2022年8月~12月
交換留学をしようと思ったきっかけや、留学先大学への交換留学を決めた理由を教えてください。
プログラミング言語に興味があり、それを英語で学ぶメリットを感じていたから。また、授業でスマートシティについて学んだことを契機に、中進国におけるスマートシティづくりに携わりたいと思い、自分の目でタイの国家戦略に基づいたスマートシティ開発の現状を見たかったから。当該大学では、ソフトウェア開発の手法やデータ分析の基礎理論を学べるプログラムがあり、かつ立地的に都心へも郊外へもアクセス良好のため、様々な土地でのまちづくりの現状を知るのに適していると考えた。
留学先大学について教えてください。
- 「カセサート」は農業という意味で、農学部から始まった歴史がある。
- キャンパスはとても広く(西千葉キャンパスの3.5倍ほどというが、もっと大きく感じた)、路線バスが走っている。
- BTSという鉄道を利用して都心まで1~1.5時間程度の所にある。
- プールや各種スポーツ競技場があり、複数の学食のほかにレストランやカフェもキャンパス内に存在する
- 寮はバスで5~10分程度のところにあり、近所にはBTSの駅、コンビニや小さいスーパー、移動式の屋台が複数ある。留学生寮と呼ばれているが現地の学生も利用している。
留学先での学びについて、授業内容とともに具体的に教えてください。
授業はプログラミングやデータ処理の基礎理論に関するものであった。所属学科の科目であるComputer Programming 1、Computer Programming Laboratory 1、全学部開放のComputer and Programmingでは、各回の講義の後、座席予約システムや自販機型カフェなどを想定したコードを書く課題を通して、実践的にソフトウェア開発の基礎を習得した。所属学科の科目であるDiscrete Mathematics and Linear Algebraでは、コンピュータでデータを処理する際に利用されている離散数学の知識を得た。千葉大学で事前に受講していた授業の内容に重なる部分もあったので、授業内容は理解しやすかった。

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留学準備において大変だったことや、今後留学を考えている学生に留学準備段階でのアドバイスがあれば教えてください。
- 留学先大学、学部、学科などすべて自分で探し、申込まですべて自分で管理しなければならないのは手間と時間がかなりかかった。
- 志望理由や学習計画を丁寧に作成し、留学しなければならない理由や留学を通して達成したいことを明確にしておくとよい。(学内面接でもかなり細かく問われるし、留学中モチベーションを維持するためにも時間をかけて取り組むべき)
- 留学先で学ぶ分野に関連する科目を事前に千葉大学で受講しておくなど、ある程度基礎を身に着けておくとよい。
- 事前に何単位くらい授業を取るか計画しておき、卒業予定時期までに要件を満たせるか確認しておくとよい。
留学経験を、この先どのように活かしていきたいですか。
留学を通して得た知識を活かし、卒業研究で実施する実験の結果をプログラミングを利用して分析している。就活の際には、IT経験やスキルをアピールし、IT企業から内定をいただいている。今後も学習を継続し、実務に役立つ資格を取得する予定である。ある程度基礎知識を身に着けているため、実際に学習していく中で、比較的スムーズに内容を理解できているように感じる。
今後の派遣留学を希望する学生にメッセージをお願いします。
留学前の準備は手間と時間がかかりますし、留学中も勉強面・生活面問わず苦労することも多いですが、留学先でしか得られない経験や学びが多くあります。目的や目標を明確にし、万全の準備をして留学に臨んでほしいと思います。1人で考え込むよりも、経験者に相談したり、ほかの留学希望者と留学の理想像について話したり、希望する大学の教授に早めにコンタクトをとったりなど、人に頼りながら楽しんで準備をしてみてください。
1日のタイムスケジュール
7:30 起床
8:15 朝食(コンビニか学食)・授業の予復習
9:00 Computer Programming 1の授業
12:00 昼食(コンビニか学食)
13:00 千葉大学のゼミ
17:00 大学のプールでスイミング
18:00 夕食(学食か近所の屋台)
19:30 自由時間(授業の課題や千葉大学のゼミの準備、ドラマ鑑賞など)
24:00 就寝(締切の近い課題がなければ)