千葉大学 海外留学情報

サラマンカ大学

サラマンカ大学
  • 学年

    3年(留学開始時)

  • 所属学部

    文学部

  • 参加プログラム

    海外派遣留学プログラム

  • 留学期間

    2022年9月~2023年6月

交換留学をしようと思ったきっかけや、留学先大学への交換留学を決めた理由を教えてください。

高校生の時、オーストラリアに短期留学をしたことがきっかけで、もっと広い世界を見てみたいと思うようになりました。スペイン語圏への留学を決めた理由は、スペイン・南米に及ぶ多くの人口に話されている言語であり、自分が知らない文化や人とつながれると感じたからです。その中でも、サラマンカ大学は、日本語を学べる学部があり、日本に興味がある学生が多くいることと、世界中から留学生が集まる小さな街であることから、人とのつながりが作りやすく、自分の留学の目的に合致している大学だと思い、留学を決意しました。

留学先大学について教えてください。

サラマンカ大学は、スペインに現存する最古の大学で、そのキャンパスも、とても歴史のある美しい建物です。大学や、大聖堂が位置する旧市街は、世界遺産にも指定されています。私が所属していた文献学部は、大聖堂の向かいに位置していて、教室や図書館から見える大聖堂はとてもきれいです。

サラマンカは、大学の学生や留学生で溢れていて、住んでいる人も優しく、1日1回は誰かに声をかけられるような素敵な温かい街です。

留学先での学びについて、授業内容とともに具体的に教えてください。

留学先での学びについて、私は、「外国人のためのスペイン語の教授法(ELE)」、「スペイン文学」、「日本語からスペイン語への翻訳法」、のようなスペイン語理解をより深める講義と、「日本現代文学」、「イタリア語」、「ジェンダー社会論」、のような単に興味のあった内容の講義を組み合わせて履修していました。私の所属していた文献学部では、言語や、文学に関する講義がたくさんあり、千葉大学では学べないような講義も多くありました。

特に、「外国人のためのスペイン語の教授法(ELE)」は第2言語としてスペイン語を学ぶ方たちにどのように教えることが適切かを考える講義で、スペイン語を母国語とする教授から、スペイン語の絶妙なニュアンス(接続法の使い方、serとestarの違いなど)を学ぶことが出来るので、スペイン語理解がとても深まりました。

通番13_記事内2.jpeg

留学準備において大変だったことや、今後留学を考えている学生に留学準備段階でのアドバイスがあれば教えてください。

私は学内選考合格後、留学開始の半年前から準備を始めましたが、留学準備段階でのスケジュール、流れを把握するのがとても大変でした。提出物も大量にあるので、何を提出したかを自分で把握できるようにメモする習慣が必須です。分からないこともたくさん出てくると思うので、友人や先輩、留学生課の方々にもどんどん頼ってください!

また、留学準備に追われて、語学面での準備がほとんど間に合わなかったので、留学への意志が固まっている方は、今からでも語学の勉強を習慣づけてほしいです。まずは、文法などの基礎を絶対に間違えない自信が出来るところまで語学力を上げるところから始めてみてください!

留学経験を、この先どのように活かしていきたいですか。

現在、就職活動中ですが、訪日外国人と関われるようなサービス系の仕事に就きたいと考えています。言語力はもちろんですが、留学で培った人間力、コミュニケーション力、留学前より広がった自分の価値観、人とのつながりを活かして、自分が日本を活気づける力になれたらなと思っています。

今後の派遣留学を希望する学生にメッセージをお願いします。

留学は、広い世界、自分とは異なる文化を持つ人を知るチャンスです。私は留学を通して、世界中の友人が出来、様々な文化、考え方に触れました。その中で、自分の中の考えも深まり、以前よりも人との関わりを恐れないようになりました。語学力に自信がなかったり、海外での生活が不安だったりするかもしれませんが、少しでも興味がある方はぜひ挑戦してみてください!

1日のタイムスケジュール

8:30 起床

10:00 法学部のジェンダー社会論の聴講

12:00 スペイン女性文学の授業

14:00 家でお昼ご飯を作る、17時まで勉強か休憩

17:00 友達と家で集まる、またはカフェ

21:00 夜ご飯(自炊が多い)、ルームメイトと映画鑑賞

23:00 就寝

留学体験談一覧に戻る
TOP