アラバマ大学(アメリカ)

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学年
学部3年~4年
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所属学部
文学部
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参加プログラム
海外派遣留学プログラム
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留学期間
2024年8月~2025年5月
交換留学をしようと思ったきっかけや、留学先大学への交換留学を決めた理由を教えてください。
私は、今まで留学をしたことがなく、海外という不慣れな場に挑戦し、自分の視野を広げたいと思いました。交換留学をしようと思ったきっかけは、長期の留学を望んでいたからです。語学力の向上はもちろん、海外での経験値をたくさん得ることで、今後生きる上での手助けになると考えました。また、留学先大学を選ぶにあたっては、千葉大学での学びがきっかけとなっています。私は、アメリカ文化を学ぶ授業をいくつか履修し、そこで、アメリカ文化と人種問題について関心を抱きました。アラバマ大学タスカル―サ校は、人種の観点において、重要な歴史を持つ大学です。そこでの学びや、人々との交流が、自分の興味をさらに発展させられる思い、選びました。
留学先大学について教えてください。
アラバマ大学タスカル―サ校は、アラバマ州のタスカル―サ群にある州立大学です。1つの街が大学になっており、キャンパスはとても広いです。学部は、国内でトップを争うほど、数と種類が豊富にあります。学生は、4万人近く在籍しており、アメリカ国内の他の州からだけでなく、国際留学生も多く学びに来ています。キャンパスには、5つの図書館があり、24時間利用できる場所もあります。無料のジムや、カフェテリア、スターバックスなどの施設も充実しています。広大な広場もあり、学生の勉強や、交流の場となっています。タスカル―サは、活気のある街で、フレンドリーな人が多いですが、夜は少し危険です。フットボールの試合がある日は、街全体が活気に包まれます。
留学先の街や留学先大学キャンパスのおすすめの場所を教えてください。
キャンパスの北側には川が流れており、ウォーキングやランニングには心地の良い場所です。毎週土曜日には、川沿いの近くでFamers Marketというものが開催され、地元の食材を使用したお菓子や新鮮な野菜を手に入れることができます。キャンパス内では、quadという広場がおすすめです。そこでは、スポーツを楽しんだり、ピクニックをしたりできます。友達と談笑するのも楽しいです。


留学先での学びについて、授業内容とともに具体的に教えてください。
まず、アメリカ人の家族のつながりの強さに驚きました。アフリカ系アメリカ人の歴史や、現代における議論について学んだ際に、家族という集団が、今の彼らを作るうえで欠かせないことを知りました。また、サイエンスフィクションについての授業では、多くの映画や小説の中で、家族の価値観についての描写がありました。友達との会話でも学んだことですが、アメリカ人は、家族との時間や日々のつながりを非常に大切にしていました。自分のイメージをはるかに上回るほどの知見を得ました。また、偏見についての学びもありました。私は、黒人やアジア人に向けた差別というのは、未だに根強く残っているイメージを抱いていました。しかし、例えば、異文化を学ぶ授業では、現地の学生が私のようなアジア人に対して、多くの質問を投げかけ、深く知ろうとしていました。彼らの中には、バイアスという観念はそこまで強く反映されておらず、よりオープンな関係構築を目指していることを実感しました。
留学中の一番の思い出を教えてください。
Internatonal Coffee Hourというイベントが印象に残っています。毎週、ある国の食をフィーチャーし、各国の食文化を楽しむことができました。また、このイベントは、現地学生だけでなく、多くの国際留学生が集う場でもあり、そこで多くの友達を作ることができました。加えて、その交流を通して、多文化理解がより深まったり、今までなかった視点を獲得したりできてよい機会となりました。交流という観点では、自ら積極的に話しかけるという行動力も磨かれ、留学をより充実させるためのきっかけでもありました。


留学準備において大変だったことや、今後留学を考えている学生に留学準備段階でのアドバイスがあれば教えてください。
準備においては、先方の情報を隈なく調べるのが大変でした。英語で書かれていることに加え、以前に留学していた先輩の情報も、5.6年前ものであったので、どんな情報が必要かを、まずリスト化しました。そして、ホームページのどこに記載されているか、何をコーディネーターの方に問い合わせるのかについて、多くの時間を費やしました。なので、同じ大学の先輩を見つけたり、応募する前からどんな手順で、どんな情報が必要なのかをこまめにチェックしたりすることが大切だと思います。費用に関しては、奨学金を希望する場合は、事前に様々な団体の奨学金を調べておくことをお勧めします。手続きも手間がかかるものが多いので、早めの行動が吉です。
留学経験を、この先どのように活かしていきたいですか。
留学の貴重な経験としては、今まで関わることのなかった人との豊富な交流が挙げられます。この経験を通して、偏見やステレオタイプはあくまでイメージであることを学びました。これは、自分の思考を狭めるものであると思います。今後は、留学で学んだオープンな姿勢で、様々な視点を持ちながら人と接していきたいです。そのスキルを活かし、自分がもつ最大限の気配りやおもてなしを、より多くの人に提供し、その大切さを伝えていきたいです。
今後の派遣留学を希望する学生にメッセージをお願いします。
派遣留学は、他の留学プログラムと比べ、レベルが高いように感じるかもしれません。渡航前に少し自信があった私も、現地に行って、自分の能力の低さに痛感させられることも多々ありました。しかし、それを知ることができたからこそ、より一層成長できたと思います。なので、たとえ高い壁だとしても、不安や失敗を恐れず、まずは挑戦してみてください。きっかけはなんでもいいと思います。その行動は、きっと将来の自分を大きく変えることにつながります。
1日のタイムスケジュール
6:30 起床
9:00 韓国語の授業
10:00 翌日の授業の予習(リーディング)
11:00 アメリカ文化についての授業
12:00 ランチタイム(お弁当)、予習の続き
13:00 ホスピタリティの授業
14:00 仮眠
15:00 図書館で授業の課題
19:00 テニスクラブでテニスの練習
22:00 夕食(自炊)
25:00 就寝