千葉大学 海外留学情報

東フィンランド大学(フィンランド)

東フィンランド大学(フィンランド)
  • 学年

    学部3年~4年

  • 所属学部

    国際教養学部

  • 参加プログラム

    海外派遣留学プログラム

  • 留学期間

    2024年9月~2025年5月

交換留学をしようと思ったきっかけや、留学先大学への交換留学を決めた理由を教えてください。

元々環境活動家であるグレタ・トゥーンベリさんの本を読んだことをきっかけに、地球温暖化や環境問題に興味を持ち、環境問題の原因の研究を深めるだけでなく、国や地域に合った環境政策の重要性を感じた。そこで、森林や湖などの自然資源が豊富にあり、SGDs達成度も3年連続1位を獲得したフィンランドにおいて、英語で先進的な天然資源を用いた環境政策やまちづくりを学べる東フィンランド大学を選びました。

留学先大学について教えてください。


東フィンランド大学は、森林学と教育分野に力を入れており、欧州森林機関や付属小中学校が存在し、実践的な経験を積むことが可能だ。キャンパス内には、careliaという図書館とメインの学食がある建物、語学系の授業を行うagora、メインの教授のオフィスなどがあるaurora、教育の授業があるeducaやfutura、地理学の授業などが行われるmetriaなどがある。また、キャンパスはcity centerから徒歩20分ほどのところに位置している。ヨエンスーは、フィンランドの東に位置する田舎町であり、カフェやスーパー、ショッピングモールなどがcity centerに集まっている。

ヨエンスーの公園と教会

留学先の街や留学先大学キャンパスのおすすめの場所を教えてください。

東フィンランド大学のおすすめの場所は、bistroという学食です。他の学食とは異なるメニューを提供しており、そこのガーリックパンがとてもおいしいです。ヨエンスーのおすすめの場所は2つあります。1つは、BBQが無料で行え、湖の近くに位置するkauhasaloです。特に夕焼けの時期はかなり景色がきれいでした。2つ目は、polar bearというサウナです。このサウナは、平日の特定の時間だと4ユーロで使用ができ、湖で泳ぐことも可能です。

友人とBBQ サウナに友達と行った時

留学先での学びについて、授業内容とともに具体的に教えてください。

留学先では、主に社会地理学と教育学についての授業を受講していました。社会地理学の分野では、主要な概念や政府、自治体の政策による空間形成が人々の行動や健康にどう影響を与えているのか、また実際にヨーロッパにおいて環境政策はどのようなことが行われているのかなどを学びました。教育分野においては、フィンランドの教育政策や問題、学校での空間づくり、phenomenon-based learningなど新しい教育の在り方や実際に多様性、環境に配慮した生徒を育てるにあたっての教育の在り方を実際に現地の学校に行き、学びました。

留学中の一番の思い出を教えてください。

様々な思い出があるため、学修面、生活面で1つずつ挙げていきます。学修面においては、education for sustainable futureの授業において、グループプロジェクトの1つとして、circular econmyをフィンランドの実際の小学校に行き、彼らのレベル合わせた教育を実践的にするというもので、フィンランドの教育現場や環境教育について知ることができた。生活面では、様々な国の留学生とクッキングパーティーをしたことだ。本格的な料理を食べれるだけでなく、留学生と仲がより深まるきっけになったといえる。

留学準備において大変だったことや、今後留学を考えている学生に留学準備段階でのアドバイスがあれば教えてください。

留学準備で大変だったことは大きく分けて2つあります。1つは、英語の資格取得です。私は、ドイツの短期留学から帰ってきた10月から英語の勉強を始め、時間がない中IELTSと留学資料の準備をしなければならず、とてもタイトなスケジュールだったので、ぜひ余裕を持った準備をしてただきたいです。2つ目は、奨学金の取得です。私は栃木の奨学金である飯塚毅奨学金とJASSOを取得するために書類の準備や面接などがあり、大変な時期はありましたが、希望があれば募集していってほしいと思います。

留学経験を、この先どのように活かしていきたいですか。

まず、言語面においては、speaking力、listening力を向上させることができたため、ドイツの大学院で英語での授業を受ける際に活かしていきたいです。また、東フィンランド大学では空間づくりと人々の行動とのつながりや環境政策について学んだため、東南アジアをフィールドにした開発学を学んでいく上で、空間づくりや街づくりから進めていきたいと思っています。

今後の派遣留学を希望する学生にメッセージをお願いします。


まず、金銭的理由で留学を諦めてほしくないということです。長期留学をする学生を対象にした奨学金が制度は様々存在し、これらの制度を考慮した上で留学を考えてほしいと思います。また、留学を希望する場合は、英語の資格取得などが必要になるため、なるべく早めの準備をお勧めします。

ヨエンスーのサッカーチームを見に行った時 ロンドンに旅行に行った時

1日のタイムスケジュール

8:00 起床

10:00-12:00 Boreal and arctic socio-ecological systemの授業

12:00 大学のカフェテリアでランチ

15:30-17:00 図書館でsustainable futureの授業のグループワーク

19:00 友人と家でcooking party

24:00 就寝

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