ウィスコンシン大学ミルウォーキー校(2024b)

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学年
3年
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所属学部
国際教養学部
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参加プログラム
海外派遣留学プログラム
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留学期間
2024年9月~2024年12月
交換留学をしようと思ったきっかけや、留学先大学への交換留学を決めた理由を教えてください。
入学時から留学には漠然とした興味を持っていたが、当時は何を、どのように学ぶかの明確なビジョンは無かった。学部2年次にイノベーションとマーケティングに興味を持ち、それを英語で学びたいと考えたため、派遣留学を決定した。ウィスコンシン大学を選択した理由は、語学・成績要件を満たしているうえで、マーケティングの科目が選択できること、英語圏で学べることを考慮したためである。また、他にはアートにも興味があったので、学部による受講科目の制限が少ないことも理由の一つとなった。
留学先大学について教えてください。
敷地の中に校舎が複数あり、学部ごと、受講する科目ごとに分かれている。英語、マーケティング、アートはそれぞれ受ける教室が離れているので、教室移動は少し急ぐことがあった。
図書館が広く、勉強する際に快適な環境だった。windowsとmacの共用PCが置いてあり、調べ物だけでなく、制作活動にも使用することができた。
ミルウォーキーはウィスコンシン州の中でも都市部にあたるため、買い出しなど、日常的な生活を送るうえで不自由に感じることは少なかった。市内であれば、大学から提供されるチケット(QRコード)を使用して、無料でバスを使用することができる。


留学先の街や留学先大学キャンパスのおすすめの場所を教えてください。
Kenilworthというアパートに住んでいたが、時々周辺を散歩していた。坂を下るとミシガン湖の湖畔(ビーチ)に着くので、勉強に疲れた時は自然を見ながら気持ちを切り替えていた。秋頃には紅葉がみられたので、季節の変化を感じるのもリフレッシュになった。

留学先での学びについて、授業内容とともに具体的に教えてください。
大きく分けて主に、英語、ビジネス・マーケティング・デジタルアートの3つを受講していた。
英語はリスニング・プレゼンテーションと、文法・ライティングの2科目を受講していた。英語の習熟度に応じたクラスを選べるようになっているが、私が取っていた授業は千葉大の必修英語並みで、文法は基礎的なものだった。
ビジネス基礎とマーケティングの授業は、週2回の講義と週1回のディスカッションで構成されていた。いずれもテストがあり、短いレポートを提出する場面もあった。
デジタルアートは講義(同時双方向)と、演習(対面)の授業を受けた。Adobe IllustratorとPhotoshopを使いながら、デジタルアートの考え方や知識について学んだ。
留学中の一番の思い出を教えてください。
現地の方から、留学中に何回かパーティーに誘っていただく機会があったが、その中でもクリスマスパーティーが最も印象に残っている。
参加者全員でも食べきれないほどのクッキーやケーキなどのお菓子と果物がずらりと並べられていて、現地の方を中心に、留学生等も混ざって、盛大に祝われていた。終盤には歌詞のカードが配られ、ピアノで聖歌を斉唱した。クリスマスに対する意識や風習について、日本のものとは全く違う印象を受けた。
留学準備において大変だったことや、今後留学を考えている学生に留学準備段階でのアドバイスがあれば教えてください。
2年の秋募集に向けて2年の4月からIELTSの対策を始めたが、スコアが最初に受けた5.5から上がらなかった。7月から9月にかけて3回ほどテストを受けたが、その間隔が短かったので上手く上がらなかったのだと振り返る。語学試験対策はなるべく早く始め、複数回受けるなら初回の受講から期間を空けて受験できるようなスケジュール管理ができるとスムーズに留学計画を立てられるのではないか。
専門分野に関しては、留学準備を一つの、研究領域を考えるきっかけとして捉えればよいのではないかと考えている。志望理由書などを書くのと同時に、学生生活の残りの期間をどのような研究に費やしたいのかを考えていく機会になればよい。
留学経験を、この先どのように活かしていきたいですか。
マーケティングやアートについての知識は、卒業研究に活かすことができるのではないかと感じている。その上で、現地での生活を経て楽しいことも、大変なことも経験することができた。言語の違い、食文化の違い、宗教の違いなどは、日本の外に出ないと分からないことである。それらも大学を卒業してから、他者との接し方で活きてくるのではないかと考えている。
今後の派遣留学を希望する学生にメッセージをお願いします。
入学時には英語が苦手で、留学未経験の自分でも、学びたい分野を決めて留学を無事に終えることができました。「英語力を伸ばしたい」以外の理由でも、派遣留学を一つの選択肢として、経験として組み込むことは、自身の視野と学問領域を大きく広げてくれるものになるのではないでしょうか。
1日のタイムスケジュール
7:00 起床
9:00 キャンパスに到着・授業の予習
9:30 マーケティングの講義
11:15 デジタルアートの講義
12:30 昼食
13:00 前の授業の課題
14:30 ビジネスの講義
16:00 帰宅・買い出し
19:00 夕食(自炊)
21:00 自由時間・余裕が無ければ課題
24:00 就寝