千葉大学 海外留学情報

ヨークセントジョン大学(イギリス)

ヨークセントジョン大学(イギリス)
  • 学年

    3年

  • 所属学部

    国際教養学部

  • 参加プログラム

    海外派遣留学プログラム

  • 留学期間

    2024年9月〜2025年2月

交換留学をしようと思ったきっかけや、留学先大学への交換留学を決めた理由を教えてください。

きっかけは、千葉大に来ていた留学生と、先に派遣留学をした友人の存在です。二人の留学を楽しむ姿を見たり、「留学は夢のようだった」という言葉を聞いたりして、私も留学に行きたいと強く思うようになりました。幼少期から文化面などでイギリスに関心があり、留学するならイギリスと決めていたため、他の国の大学はあまり調べませんでした。イギリスの派遣留学協定校の中では、キール大学とダラム大学も悩んだのですが、開講される授業や立地と、取得できたIELTSのスコアから、最終的にヨーク・セント・ジョン大学に決めました。

留学先大学について教えてください。

ヨーク・セント・ジョン大学は、敷地面積は千葉大学に比べるとかなり小規模だと思います。1クラス多くても20人ほどの授業が多く、教授との距離が近いように感じていました。キャンパスは、歴史を感じる煉瓦造りの建物が中庭を囲っていたり、ガラスと木が特徴的な現代建築のようなものがあったりと新旧混在しています。学内にパブやカフェがあり、普通のお店よりも安価で購入できます。全体的に綺麗なキャンパスでした。また、キャンパスから歩いて5分ほどで市街地に着くので立地もいいです。街はシティウォールという壁に囲まれ、ヨークミンスターやシャンブルズという有名な通りがあることから、小さいながらも観光都市として賑わいがありました。

キャンパス授業

留学先の街や留学先大学キャンパスのおすすめの場所を教えてください。

ヨークのおすすめの場所は、ヨークミンスターです。ゴシック様式とチャプタールームのステンドグラスに圧倒されました。ヨークで学ぶ学生は無料で入場できます。また、街にはチャリティーショップがたくさんあるのですが、掘り出し物が見つかることもあるので楽しいです。キャンパスでは、図書館がおすすめです。24時間営業なので課題の締切が近い時には、徹夜したこともありました。遅い時間帯でも、比較的学生がいます。

留学先での学びについて、授業内容とともに具体的に教えてください。

私は、"international political economy"、"democracy"、"researching media industries"という授業をとっていました。"international political economy"では、序盤は古典派経済主義など様々な経済理論を学び、後半は貿易や税の役割などを具体的に学びました。"democracy"では、世界各国の民主主義のケーススタディを行いました。トランプ大統領の当選や韓国で緊急戒厳令が宣布された際には、それが授業に取り入れられ、現実に起こっていることとリンクさせるような授業でした。"researching media industries"は、初学者向けの授業だったので、初めは図書館の使い方やレポートの書き方など、大学生活における基礎を1年生に教えるという感じでした。後半は、メディアごとの特性や、ネットフリックスなどの台頭が視聴者をどのように変えたのかということを学びました。

留学中の一番の思い出を教えてください。

最も思い出深いのは、仲良くなった友達とのお別れ会です。同じ寮でよく一緒にご飯を食べていた友達と、最後にたくさん話しました。狭いキッチンに10人以上集まって、一人一人に寄せ書きを書いて読み合いました。留学初期に出会ってからずっと仲良くしていたので、最後だと思うと今までのいろいろな思い出があふれて辛かったです。留学前は、友達ができるのか不安でしたが、いざ行ってみると出身や年齢も違うけれど、本当に優しい大好きな友達に出会うことができました。友達の存在なしには私の留学は無かったと思います。そんな友達と最後に会える機会だったので、何よりも印象に残っている出来事です。

留学準備において大変だったことや、今後留学を考えている学生に留学準備段階でのアドバイスがあれば教えてください。

私は語学スコアの取得に苦戦しました。IELTSを受けたのですが、1回目はスピーキングのスコアが足りず、5月の派遣留学の応募に間に合いませんでした。そのため、次の11月に応募することになり、留学時期が1学期分ずれてしまいました。結果的には、IELTSは2回目の受験でスコアを取得することができました。10月の後半に2回目を受験しましたが、夏休み明けからイングリッシュハウスが再開するので、予約してスピーキングの実践練習を積みました。IELTSは慣れも大切だと思うので、1回目にスコアが振るわなくても、形式や雰囲気に慣れた2回目ではスコアが伸びやすいかもしれません。とはいえ受験料が高いので、もっと早いうちから頑張っておけばよかったと思います。

留学経験を、この先どのように活かしていきたいですか。

留学では、異文化・英語環境で様々な人と関わりました。留学するまでは、英語で話すことに自信がなかったのですが、毎日話すうちに、文法などが間違っていても、とりあえず会話してみれば意外と大丈夫なんだと思うようになりました。この経験を活かして、これからは臆せずに様々なことに挑戦していきたいと考えています。また、外国から見た世界というのを少し経験することができたので、その視点を忘れずにニュースなどを見ていきたいです。

今後の派遣留学を希望する学生にメッセージをお願いします。

正直ネイティブの学生に混ざって一緒の授業を受けるのは大変で、振り返ってみると学習面における準備は足りなかったと思うことがあります。ですがそれ以上に、日々新鮮で本当に毎日が楽しく、友達にも恵まれたことで、留学経験は一生の財産になったと感じています。私が留学していたヨークという街はコンパクトですが素敵なところで、もし留学先を迷っている人がいたら、心からおすすめします。

1日のタイムスケジュール

7:30 起床、朝食、身支度など

10:00 researching media industriesのレクチャー

11:00 カフェテリアで昼食

12:30 researching media industriesのセミナー

14:30 次の授業まで図書館で予習するか友達と話す

16:30 international political economyのセミナー

19:00 帰宅

20:00 夕食

24:00 就寝

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