仁済大学校(韓国)

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学年
4年(留学開始時)
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所属学部
文学部
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参加プログラム
海外派遣留学プログラム
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留学期間
2024年2月~2024年12月
交換留学をしようと思ったきっかけや、留学先大学への交換留学を決めた理由を教えてください。
私は元々、長期留学がしたいという夢があったものの、コロナ禍で叶えることができずにいました。交換留学以外にも、卒業後の私費留学やワーキングホリデーなどの選択肢と迷いましたが、留学課での留学相談を利用しながら、交換留学を決定しました。英語学習は小さいころから好きで、すでに中学生の時にカナダのホームステイ、大学3年生でアメリカへ2週間の短期留学(千葉大でのプログラム)を経験していました。そのため、英語圏ではなく、高校卒業時から独学で学んでいた韓国語での留学を決意しました。韓国の中でも、派遣大学先には多くの選択肢がありましたが、首都であるソウルは観光客、留学生ともに日本人が多く、街にもすでに日本語訳がたくさんあるのではと考え、より成長できる可能性のある釜山という場所を選びました。
留学先大学について教えてください。
仁済大学は山を背にしたキャンパスのため、とにかく坂が多いです。それでも大学内の寮に住んでいたため、講義の教室までは10分程で行けるほどの距離でとても便利でした。大学内には学食(1食4800₩)や文房具店、カフェやハンバーガー店まであり、キャンパスの外に出なくても良いくらいです。講義を担当する教授の先生たちや生徒たちの雰囲気も良く、明るく活発な雰囲気で講義が行われていました。留学生のサポートをしてくださる国際交流課の先生方もとても親切で、分からないことがあればすぐに対応していただくことができ安心でした。


留学先の街や留学先大学キャンパスのおすすめの場所を教えてください。
キャンパス内は比較的綺麗で、各棟に休憩室や自習室があります。図書館の自習室は24時間開いていて、テスト期間には多くの学生が利用していました。キャンパスを出ると、目の前にはたくさんの飲食店やショップがあります。オリーブヤング(ドラッグストア)やダイソーもあるのでとても便利でした。周りにはマンションも多く、大学生以外にも幅広い年齢層の人が住んでいます。最寄りの駅からは離れているためバスの利用が不可欠ですが、すぐに来るのでストレスはありませんでした。
留学先での学びについて、授業内容とともに具体的に教えてください。
私は留学生に向けた授業を中心に、教養の授業も参加していました。留学生向けの授業では、韓国語で伽耶の歴史や文化、ドラマや映画に関連した幅広い内容を学んでいました。毎授業の課題や発表、中間・期末考査はしっかりと行われるため、ある程度の勉強量はありました。また、「グローバル文化とコミュニケーション」という教養の授業では、韓国人学生に混ざってグループ発表を行い、友達作りとしても役立ちました。さらに、私は卒業論文の研究のために、日本語学科の授業に参加していました。これは聴講という形でしたが、日本語学科の学生と交流しながら卒論研究に活かすことが出来ました。(ただし、日本語学科はすでに新入生の募集を終了していて、現在の在校生のみになっている学科です。)
留学中の一番の思い出を教えてください。
私が留学中で一番楽しかったのは、普段の大学生活そのものです。留学当初は友達づくりや韓国語での生活(釜山には関西弁のように方言があります。)が不安でした。しかし、授業で知り合った友達から徐々に人脈が広がり、寂しい思いをすることはありませんでした。その友達たちと、朝眠い目をこすりながら一緒に教室へ行き授業を受け、学食でお昼を食べて、図書館でカフェの飲み物と共に課題を進める。基本はその繰り返しでしたが、その日常がとても楽しかったです。中でも、ある期末課題にグループで1冊の絵本を作成するというものがあり、ストーリーからイラスト、表紙・裏表紙まで友達とこだわって作り上げました。その過程は大変ながらもとても楽しく、良い思い出になりました。
留学準備において大変だったことや、今後留学を考えている学生に留学準備段階でのアドバイスがあれば教えてください。
語学留学ではないため、語学面の準備はもちろん大切だと思います。(仁済大学も具体的なスコア規定はなかったもの、授業では韓国語中級以上のレベルでした。)
また、私は日本から持っていくものも非常に悩みました。どうしても荷物が多くなってしまい、入国時にはスーツケースを2個パンパンに詰めて行きました。ただ、そんなに必要なかったなと思いました。韓国の場合は、ある程度のものは日本と同じように買うことができ、体に合わないということは特にありませんでした。また、仁済大学の場合は、国際交流課のオフィス宛てで事前に荷物を送っておくことも可能でしたので、気になる方は留学先に相談してみるのもいいかもしれません。
留学経験を、この先どのように活かしていきたいですか。
具体的に活かす場所があるわけではありませんが、留学を通して得た交友関係や縁は必ず大切にし続けていこうと思います。また、留学という経験は語学力だけでなく、物事に対する積極性を高めることに大いに役立ち、自分への自信に繋がっています。この成長は、就職だけでなく今後の人生に活かしていこうと思います。


今後の派遣留学を希望する学生にメッセージをお願いします。
私は1年間の派遣留学に行ってきて、周りからは「すごいね!大変だったでしょう。」とたくさん言われましたが、私にとっては大変な試練というよりも、ご褒美のように楽しくて幸せな期間でした。準備を含め、海外での留学生活は簡単なものではありません。しかし、必ず自分が成長できるいい機会になると思います。派遣留学を迷っている方がいれば、ぜひ勇気を出して挑戦してほしいです。
1日のタイムスケジュール
7:00 起床
9:00 留学生向け授業
11:00 学食で友達と昼食
13:00 教養の授業と留学生向け授業
17:00 キャンパスを出て夕食
20:00 寮に帰宅し課題や自由時間
23:00 就寝