IADE

-
学年
修士1年(留学時)
-
所属学部
融合理工学府
-
参加プログラム
CODEプログラム
-
留学期間
2023年9月~2024年3月
交換留学をしようと思ったきっかけや、留学先大学への交換留学を決めた理由を教えてください。
一番初めのきっかけは自分史上最大の挑戦をしてみようと考えたことです。新しい自分の可能性を見つけるためにも、今しかできない挑戦をしようと思い留学をしようと決意しました。また、甘えが生じないように他の千葉大生がいない学校を選びました。IADEを選んだ理由は千葉大学とは違うデザインのみのフォーカスした小さな大学で学んでみたかったことと、私が興味があった写真の専門的な授業が受けられるから、という二つがあります。それに加え、IADEと千葉大学が共同で行ったワークショップへ参加した際、先生と生徒の関係性が非常に素敵で、この環境で学んでみたいと思ったこともきっかけの一つです。
留学先大学について教えてください。
IADEは小さなデザイン大学でキャンパスはビル一つのみです。マーケティングやアニメーション、ファッション、グラフィックなどさまざまなコースが設けられています。ヨーロッパからの留学生が多くアジア人はあまり見かけませんでした。授業以外にもデザイン領域で活躍する人を講師に招いたワークショップに参加できたり、学内のラボ(印刷や写真)を自由に利用することができます。IADEはテージョ川沿いに位置しており、キャンパス高層階からの眺めが非常に良いです。時間に余裕がある日は夕方のテージョ川沿いを散歩しながら通学していました。周辺にはバーやカフェが多くあります。
留学先の街や留学先大学キャンパスのおすすめの場所を教えてください。
リスボンはパステルカラーの街並みやオレンジの屋根が美しい都市で、街中は坂の勾配が大きく徒歩での移動には苦労しました。観光地としても有名な場所ですが、日本人はあまり多くありません。ヨーロッパの他の都市と比較すると治安が良く、人々はのんびりとした印象です。大学の周りにも有名な観光地が多くあり、高台からの景色は素晴らしいです。Miradouro(見晴台)が至る所にあるので見つけたら是非立ち寄ってみてほしいです。


留学先での学びについて、授業内容とともに具体的に教えてください。
Visual Culture Projectという授業でリスボンのPrincipe Realという地域にフォーカスしたビジュアルブックを作るというグループ課題に取り組みました。フィールドワークで地域の特徴について調査を行った上でシューティングをし、フォトブックにまとめました。私たちのグループはある同じ地点における昼と夜の表情の違い、二面性に着目してシューティングを行いました。グループごとに街の切り取り方やその表現方法が多様で、自分では気づくことができなかった視点を得ることができました。


留学中の一番の思い出を教えてください。
大学の友人3人とマデイラ諸島へ6日間旅行へ行ったことが最も記憶に残っています。旅先が島だったこともあり、ビーチでゆっくりする、早朝ハイキングをする、日の入りを見に山頂へ行く、といったような終始自然の中でのんびりとした時間を過ごすことがメインのスケジュールでした。これまで国内旅行しかしたことのなかった私にとってこのような旅行は初めてだったため、あまりにゆったりとしすぎていて新鮮な旅行でした。マデイラ諸島は険しい山々と美しいビーチが有名で圧巻の景色を至る所で楽しむことができ、非日常的な体験でした。
留学準備において大変だったことや、今後留学を考えている学生に留学準備段階でのアドバイスがあれば教えてください。
住居の決定やVISAの申請が大変でした。大学から受入許可が届いてから家契約しようと考えていたのですが、受け入れが決まった時期が留学開始の2ヶ月半程前だったこともあり、事前にチェックしていた部屋はほとんど埋まってしまい、条件に合う家を探すのに苦労しました。VISAの申請においてはシステムが変わったばかりで予約方法や書類を揃えるべきタイミング等が不明瞭だったことに加え、大使館との連絡を取ることも難しかったため最終的にギリギリになってしまいました。過去に同じ国へ留学したことのある先輩と繋げてもらうことで、手続きについての情報を事前に得ることが大切だと思います。
留学経験を今後どのように活かしていきたいですか。
留学生活を通して「当たり前」の認識が人によって異なることを改めて痛感しました。これまでもわかっているような気になっていたのですが、知らず知らずのうちに自分の「当たり前」を前提として相手と関わってしまうことが多々あり、何度も反省しました。これから生きていく上でも無意識に自分の認識を相手に押し付けることのないように、この学びを活かしたいです。
今後の派遣留学を希望する学生にメッセージをお願いします。
留学をしようと考えている時点で、新しい世界への一歩を踏み出していることを誇りに思ってほしいです。留学先での経験は今後一生話のネタにできるようなもので溢れていると思いますので、わくわくすることも大変なこともぜひ楽しんでほしいです。もし不安になることがあれば留学生課の方々や留学を経験した先輩に相談してみてください。
1日のタイムスケジュール
9:00 起床
10:30 友人宅にてみんなでブランチ
11:30 Art and Visual Culture の課題に取り組む
15:00 一旦帰宅し授業までの時間はのんびり過ごす
17:30 学校に到着、軽く夕食を取りながら友人とグループワーク
19:00 Visual Culture Project 授業 (進捗状況のプレゼンやフィールドワーク等)
22:00 授業後に友人たちとバーへ
24:00 帰宅
25:30 就寝